投稿規程
1.本誌の目的
- ① 理学療法および関連領域における研究報告・実践報告として公開の場を提供すること
- ② NPO法人愛知県理学療法学会の活動として行われた研修会などの講演内容を解説した論文の掲載
- ③ 理学療法士の卒後継続教育の奨励(教育的な論文の掲載)
- ④ 理学療法の臨床・研究および教育に有益な社会的・学術的情報の提供
2.投稿記事の種類
研究報告(原著),症例報告,短報,総説,その他(トライアル,調査など)
3.投稿者の資格
原則として筆頭執筆者は本会の会員であること.しかし,特に本会に寄与する論文であれば会員外の投稿も受理する.筆頭著者が会員外である場合は論文投稿前に編集部に問い合わせすること.
4.投稿承諾書
著者の論文への責任および著作権譲渡の確認のため,別紙の投稿承諾書に自筆による署名をして投稿論文に添付すること.
5.利益相反
利益相反の可能性がある事項(コンサルタント料,株式所有,寄付金,特許など)の申告が必要な場合は投稿時に書面で報告すること.なお,利益相反に関しては厚生労働省の指針(註1)を参照すること.
6.研究倫理
- ① ヘルシンキ宣言に基づき対象者の保護には十分留意し,説明と同意などの倫理的な配慮に関する記述を必ず行うこと.
- ② 原則として厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」などの医学研究に関する指針(註1)に従うこと.
- ③ 倫理審査を受けて承認されている場合は承認番号を記載すること.研究目的(診療上の必要性以外)の放射線被曝は必ず倫理審査委員会の承認を得ていること.
- ④ 動物実験系の論文の場合には,必ず倫理審査委員会等の承認番号を記述すること.
(註1)http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/i-kenkyu/index.htmlを参照ください.
7.具備すべき条件
他誌に発表,または投稿中の原稿でないこと.本規定および執筆規定に従って作成された論文であること.(②以降は執筆規定に記載)
8.投稿論文に対する査読
投稿された論文(依頼原稿を除く)に対して,査読審査を実施する.審査員は原則1名とする.本誌における査読制度は,会員の学術活動発展を目指した教育的な観点に重点をおくことを基本とする.
9.原稿の採択
原稿の採否,掲載順は,最終的に編集部で決定する.また,編集部の責任において,多少字句の訂正をすることがある.
10.校正
著者校正は原則として1回行う.
11.依頼原稿の締切
原稿依頼文書に明記(投稿論文はこの限りではない)
12.原稿送付方法および連絡先
① 投稿原稿(図表含む)以外に,初回投稿時に限り,投稿承諾書,投稿時チェックリスト,カバーレターの3点を電子メールに添付して編集部へ送付すること.投稿承諾書および投稿時チェックリストは,本投稿規程の下にバナーがあるのでダウンロードして使用する.
ファイルの形式は原則として以下のとおりとする.
A) 投稿原稿:Wordファイル(図表はPower Pointファイルも可)
B) 投稿承諾書:PDFファイル
C) 投稿時チェックリスト:PDFファイル
D) カバーレター:WordもしくはPDFファイル
カバーレターとは,編集者や査読者に対し,論文を読む前にその論文のメインテーマや要点などを端的に伝えるもので,多くのジャーナルにおいて要求されている.カバーレターには,希望する論文の種類(研究報告,症例研究など),論文の要点の紹介,他誌に投稿していないことの宣言,利益相反の有無を記載すること.
メール添付での原稿等送付が困難な場合は編集部へ問い合わせすること.
② 原稿送付先および連絡先
〒476-8588 東海市富貴ノ台2丁目172番地
星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻
NPO法人愛知県理学療法学会学術誌編集部
越智 亮 宛
TEL (052)601-6000(代)FAX(052)601-6010
E-mail:
13. その他
掲載された論文等の著作権は,特定非営利活動法人愛知県理学療法学会に属する.また,本誌に掲載された論文はオンライン公開される.
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執筆規程
1.論文の構成
- ① 表題:日本語表題と英文表題を記載する.内容を具体的かつ的確に表し,できるだけ簡潔に記載すること.原則として略語・略称は使用しないこと.英文表題は,ネイティブ・スピーカーの校閲を著者自身の責任で受けること.
- ② 著者名等:著者名,所属名,英文標題,英文の著者名と称号名,所属名,責任著者連絡先(E-mailアドレス含む)を記載する.
- ③ 原稿文字数:要旨を除いた本文の文字数(半角英数も1文字とする),図表枚数,図表1個を400字換算とした総原稿文字数を記載する.
- ④ 要旨:研究報告の場合,「目的」「方法」「結果」「結論」に項目を分けて400字程度で簡潔に記載する.研究報告以外の要旨は本文を参照し,適宜項目を変更して構わない.
- ⑤ キーワード:論文の要点を表す単語を3個示す.
- ⑥ 本文:研究報告の場合「はじめに」「対象および方法」「結果」「考察」「結論」「謝辞」の順に構成する.研究報告以外はこの限りではない.
- ⑦ 文献:引用文献のみとする.
上記①,②,③を表紙頁として1ページ目に,①,④,⑤を表題要旨頁として2ページ目に,⑥,⑦は本文として3ページ目以降に記載する.図表を本文に含める場合は⑦以降に頁を新たにして作成する.
表紙頁を1ページ目として,論文全体にページと行番号(ページ毎に振り直す)を付ける.
〔称号名例〕:理学療法士(PT),理学療法士学生(PTS),医師(MD),博士(PhD),修士(MS,もしくはMA),作業療法士(OT),言語聴覚士(ST),臨床検査技師(MT)
2.原稿の分量
研究報告,症例報告は12,000字以内,短報は4,000字以内,総説は16,000字以内,トライアルは2,000字以内(各々図表,文献を含む)とする.図表は1個を400字換算とする.文字数の確認はWordの文字カウントの機能で“文字数(スペースを含めない)”やインターネット上の文字カウントページ等を利用する.
3.論文本文の記載詳細
- ① 本文のフォントは日本語をMS明朝,半角英数字はTimes New Romanとし,文字の大きさを10.5 ptとする.
- ② 文中の句読点は,「,」「.」の全角を用いる.
- ③ 原稿は横書き,口語体,現代仮名遣い,数字は算用数字,数量は原則として国際単位系(SI単位)を用いる.時間:s,長さ:m,量:kg,温度:℃,周波数:Hz等
- ④ 文中に略語を用いる場合は,最初にその単語を記載した時に,その旨を表記する.
〔例〕地域リハビリテーション(以下,地域リハ)
5回椅子立ち上がりテスト(Sit to stand-5;以下,SS-5) - ⑤ 外国人名には原則として原語を用い,外国の地名はカタカナ書きとする.専門用語の外国語表記は避けてできる限り訳語を用い,必要に応じて()の中に原語を入れること.〔例〕理学療法 (physical therapy)
- ⑥ 括弧中の記載が英数字のみの表記の場合,括弧は半角を用い,その前後に半角スペースをあける.〔例〕理学療法 (physical therapy) など…
- ⑦ 括弧中の記載がかな漢字の場合,括弧は全角を用い,かな漢字と括弧の前後に半角スペースはあけない.〔例〕…であった(図参照).
- ⑧ 小項目の記載時は「1.」などは,数字と「.」ともに全角を用いる.
〔例〕1.対象 2.手順 など - ⑨ 数値や数式を記載する場合は,かな漢字,英数字,符号の間に半角スペースをあける.
〔例〕
- 1) 平均 1.0 ± 0.3 日
- 2) r = 0.77
- 3) p < 0.05
- 4) n = 20
- 5) 3 kg
- 6) a + b (数式の場合)
- ⑩ 以下のような単位および連続することで意味をなす符号は例外的に半角スペースをあけない.なお,下記の例外以外は,原則半角スペースをいれる.
〔例〕
- 1) 70%,37℃,90°,5N
- 2) +1,-2
- 3) 範囲を示す場合の‐(ハイフン):4-5 kg
- ⑪ 機器名は「一般名称(会社名,製品名)」で記載する.統計ソフトは「製品名,バージョン番号,会社名」とする.
4.本文中の脚注番号の付け方
- ① 本文中の引用文献記載の数字は,半角上付きとする.〔例〕1)
- ② 引用文献は,引用した内容の直後,著者名の後,文章全体の場合は「,」や「.」の前に付ける.また,1) の後に文章が続く場合は,半角スペースをあける.
〔例〕…ことが報告されている1).また,〇〇ら2) により… - ③ 複数の引用文献の記載は以下のようにする.〔例〕1)2),1)3),1-5),1)4)5),1-3)5-7)
5.引用文献
引用文献は本文の引用順に並べる.引用文献の著者氏名が3名以上の場合は最初の2名を書き,他は「・他」,または“et al.”とし,抄録を引用する場合は最初の著者氏名のみとする.英語論文の著者名はラストネーム(苗字)の後に半角スペースを入れてミドルネーム,ファーストネーム(名前)の頭文字とする.英文論文のタイトルは最初の単語の頭文字だけ大文字とする.また,洋雑誌名の省略は公の省略法(Index Medicusなど)に従う.日本語論文の雑誌名は略さない.英語論文の著者名と雑誌名の省略が不明な場合はPubMed(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed)等の文献検索システムを参考にする.図書における編者,訳者は1名のみ書き,氏名の後に(編)(訳)と記す.また,引用部分は“pp.”を加えてページ数を示す.
- ① 雑誌は,著者氏名:論文題目.雑誌名.西暦年号;巻(号):頁(最初-最終).の順に記載する(例1~3).
- ② 単行本は,著者氏名:書名.編集者名・訳者名,発行所名,発行地,西暦年号,頁.の順に記載する(例4~6).
- ③ ホームページ:タイトル,URL,引用日を記載する(例7).
- 1)堀場充哉,谷田武喜・他:変形性股関節症における中殿筋の有酸素的代謝能力の検討.理学療法学.1998; 25(3): 105-112.
- 2)Tompkins J, Bosch PR, et al.: Changes in functional walking distance and health-related quality of life aftergastric bypasssurgery. Phys Ther. 2008;
88: 928-935. - 3)杉本香苗,佐伯覚:脳卒中の職業復帰―予後予測の観点から.The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2018; 55(10): 858-864.
- 4)大谷清:リハビリテ-ション整形外科学(第4版).医学書院,東京,1997,pp. 23-28.
- 5)Bork CE: Research in physical therapy. Lippincott-Raven, Philadelphia, 1997, pp. 103-110.
- 6)名郷直樹:エビデンスに基づく理学療法活用と臨床思考過程の実際.内山靖(編),医歯薬出版,東京,2008,pp. 18-38.
- 7)厚生労働省ホームページ障害者白書平成23年度版.http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h23hakusho/zenbun/index.html(2011年11月11日引用)
6.図表
- ① 表・図(写真を含む)の挿入希望位置は本文の右欄外に例のとおり記載する.必要がない限り表に縦線は使用しないこと.コメント挿入による記載は用いない. 〔例〕 図1挿入
- ② 図は白色紙に記載し,線画の太さを1mm以下の線とする.写真は原寸印刷が可能なように,横は8cmまたは16cmのいずれか,縦は9cm以下の大きさとする.
- ③ 図・表は本文に出てくる順に,それぞれ一連番号をつける.グラフィック表現および写真は図に含める.図の番号および表題は図の下に,表の場合は表の上に表示する.また表題に略称・略号は用いない.
- ④ 図表の説明(キャプション)は図表の後に頁を新たにして記載すること.図表内で略称表記や「*」,「†」,「§」…などの記号を用いている場合は,その略称や各記号の説明を記載する.
- ⑤ 図(特に写真等)において,個人を特定できないよう加工すること.
- ⑥ 図・表の転載は投稿前に著者の責任で転載許可をとり,許可書を提出すること.
7.査読後の修正に関して
- ① 査読結果報告書のコメントごとに,修正内容の明記と修正場所の明記(例:4ページ,5-10行やP4,Line 5-10など)をする.本文中の修正箇所を赤字で修正する.
- ② 修正には,右欄外に記載される変更履歴やコメントを使用しない.
- ③ 査読に対する修正期間は,原則として8週間とする.ただし,特定の論文に関しては修正期間を短縮する場合がある.修正期間については編集部から論文修正依頼メールと共に連絡する.修正期間の延長を希望される場合は,その旨を編集部に問い合わせる.
- ④ 修正後の再投稿には,査読者への返答(査読者からのコメントに回答したもの)と本文(修正箇所を赤字で記載したもの)を返信する.
(令和2年4月1日一部改定)